貴方が何かをすれば、どんなものも貴方だけの何かに成り得る
誰のものでもない月も
世界に一つだけの作品になる
今回この画像が伝えてくれているのは、
「どんなものでも作品になる」
ですね。
いつも空に変わらず浮かんでいてくれる月は誰のものでもありません。
けれど、月というものに様々なアプローチを仕掛けて表現、あるいはカタチにすることで月そのものを自分のものにすることは出来なくとも、自分を通して月というものを自分だけの何かにすることは出来ます。
世の中は作品で溢れています。ちょっと視点や機転を変えれば、道端に転がる石ころだって作品になり得たりします。
ただ、それが人の心を動かすものになるかはわかりません。
それでも写真に収めるだけで、
何の変哲もない景色が違って見え、
作品や思い出になったりするように、
僕たち人間の中で何かを別のカタチに変えて残すのは意味があり、意義があることなのだと思います。
また、そう言った力が自然と備わっているのが人間なんだと思います。
詩も声とメロディーに合わせて読めば歌となり、誰かの胸の扉をノックします。
文章だって書き連ねていけば物語となり、語られていきます。
貴方がブログを書けばそれは貴方の文章であり、見方によれば作品と呼べます。
写真にしろ、歌にしろ、物語にしろ、全部決まった答えやカタチはありません。
芸術でも同じことが言えますし、料理やスポーツにも言えます。
ここまで言ってなんですが、何も作品を作ることが全てではありません。
作品という枠に捕らわれなくて素晴らしいこともたくさんあります。
人は誰しも自分だけのものを持っています。
それが心だと思うんです。
あるいは歩んできた人生とも言えます。
どんな役もこなせる名俳優も、素晴らしくて華々しい主人公も他人の人生だけは「演じること」は出来ても歩めませんよね。
自分がしてきたことは、自分だけのものなんだと思います。
他で表すことが出来ないたった1つだけのもの。
だから、例え自分に何が出来ているかわからないとしても、生きているだけで他の誰かには歩むことの出来ない人生を歩んでいるだけで「貴方だけ」ということが生まれるんだと思います。
僕も僕だけの人生を歩んでいると思っています。
「みや」