目標は見上げるものではなく、見定めるもの
上には上がいる
でも 上ばかりみてると疲れちゃうよ
そんなことを経験、感じたことってないですか?
目標が高い、でかいことは悪いことではないけれど、あまりでかい目標ばかり見て上を見上げていると疲れてしまいますよね。
僕の場合は良作、傑作、名作などに触れると感動する反面「これを超えるものを作れるのか……?」と自信を失くすことがあります。
おこがましいかもしれませんが、自分の遥か先を行く大先輩に対してもそう感じて凹む時というのがあったりするのです。
でも、そんなこと考えて落ち込んでも仕方ないんですよね。
今の自分に出来る最高のことをすればいいんです。
空を飛ぶ飛行機を眺めてたって、それで空を飛べるようにはならないけれど、今の自分の最高地点を常に更新して行けば、高すぎる地点にだって近付くことは出来るはずなんです。
さて、これを読んでいる人にも、
「この人凄いな!」「尊敬する!」
と言った人は一人くらいは居ると思います。
そういった自分にとって凄い人と並ぶ自分って想像出来ますか?
なかなか出来ないですよね(笑)
でも、その凄い人達にだって凄くない時はあったはずなんです。
何者でもない時期、有名でもなければ実力を伴っていない時期は少なくともあります。
ただの学生だった時、ただの会社員だった時。
どこにでも居る子供。
尊敬される方々は凄いから出来る、のではなくて出来るようになったから凄いとされたんですよね。
上を見るのはいいことです。
でも、足下を見て自分の位置を確かめるのも大事だと思います。
己を知りたる者はその他も知りたる。
何かを始めたばかりのレベル1の人が、十年以上もその業界や仕事で生きてきたレベル99の人たちを見て恐れる必要は、きっとないと思います。
ある程度やってきてるレベル20くらいの人でも同じことは言えると思います。
というか、この辺りのレベルからその人たちの凄さってより現実的に感じますよね。
そんな時に忘れてはいけないのが、
目標は見上げるものではなく見定めるもの。
ということなんだと思います。
時には前を見据えることだって必要ですし、歩んできた道筋を確認することだって大事なことです。
それによって、最初はレベル99の頂上を目指していたのが、レベル50とレベル50で初めて出来る事をしようって新しい方向が見つかるかもしれません。
しかし、それはずっとレベル99を見上げ続けていたら見落とす事かもしれません。
少し前の時代では皆目指すのはレベル99で、途中で辞めたり、変更するのはダメな事だ、情けないといった風潮が強かったですが、今は大分変わってきてますよね。
現に僕は作家を夢見てますが、寄り道しまくりでよそ見しまくりです。
しばらく上を見るという事をしてません。
けど、意識の上では見定めてますよ、最終的な到達点を。
見上げるのは時々でいいんです。
肩を落とさなければ、
下を向いたっていいんです。
もし、あなたが今直面している壁が高くて挫けそうになっていたら、一度上を見るのは辞めて、今の自分の目線の景色、立っている場所や歩いて来た道。
それらを改めて見てみるのもいいかもしれません。
「みや」